現在、計画中の物件の模型製作作業を進めています。
建築模型は、全体の形や内部の部屋配置、外部との関係など見て直観的に分かりやすいもので、
便利な伝達手段の一つでもあります。
模型の使用目的によって様々な作り方がありますが、今回は計画段階の模型で全体的な建物形状・建物配置や
部屋の配置などが表現できることを目的として仕上げていく予定です。
いい機会を頂いたので、今回から模型作成に関する材料や道具に関しての事柄を、簡単に紹介していこうかと思います。
今回は模型作成に使用する際に使う道具を「道具編」として、
まず1回目に材料(部品)を切り出す道具をご紹介します。
材料を切り出す際に使用する道具は主に
■カッターマット(大・小)
■金属製定規(大・中・小)
■カッター(刃の角度30°・60°)
■90°定規(スコヤ)
■はさみ
になります。変わったものは何もありません・・。
しいて言うならば材料を直角に切断できるスコヤでしょうか。
材料は主にカッターを使って切り出していきますが、
カッターは写真にあるように刃を2種類ほど使い分けています。
厚みのある材料は60°の刃を使用します。
60°の刃の方が力を入れて切断する事が出来るので、
厚みのある材料の切り口が綺麗になり、直角も出しやすくなります。
逆に薄い材料や細かい部分をカットする際には30°の刃を使用した方が綺麗に仕上がります。
カッター使用する際は、刃の切れ味が落ちる前に出来るだけ小まめに刃を折って、
刃の新しい部分で切断する事を心掛けると上手に切ることができます。
材料を切り出して建物部品にしていく作業は、一番基本的な作業で気を使う作業になります。