岐阜旅2日め。
この日は「瞑想の森 市営斎場」から
「多治見モザイクタイルミュージアム」へ行くのがメインの予定です。
朝に訪れたのが、「瞑想の森 市営斎場」。
2006年完成、設計は伊東豊雄さんです。
市営の斎場ということもあり、
施設の見学は施設利用のない朝の9時から9時半に限られています。
駐車場から歩いていくと
山のふもとに真っ白な雲のような屋根の建物が見えてきます。
ふわふわした白い建物に沿って水面が広がり、
遠くの山並みと合わさって、静かな空間が広がっていました。
完成から10年近く経っていますが、白の躯体は屋根に雨汚れはあるものの、
全体的にはとてもきれいな状態が保たれていました。
エントランス。壁と床が円孤でつながり、
石張りが連続しているデザインになっています。
待合ロビーから外。
中にいても建物の屋根の曖昧さとガラスによって
外との境界も曖昧になっています。
ここに立つ人々は、水面と遠くの景色を見つめながら
故人への思いを馳せるんだろうなあと思うような、
そんな瞑想のための空間がつくられていました。