昨年、計画途中でボツとなった
きっと日の目を見る事の無いだろう案たちを何点かご紹介します。
ボツになった理由としては保育にマッチしなかったり、プロポーザルに通らなかったり
何案か提案させて頂いた中の一案だったりと様々ですが
いつかどこかで別の形や部分的なアイデアとして
日の目を見る事が出来たらいいな~と期待を込めつつご紹介させて頂きます!
「路地裏のある園舎」
この園は敷地形状に合わせて5つのボリュームを「路地裏」のような中間領域で接続する
構成とした計画案です。
もともと個人的に感じていた「路地裏」という言葉の響きやイメージする空間は
どこかちょっと雑多だけど、新たな発見や冒険心をくすぐられる居心地の良い空間です。
そんな何とも言えない魅力的な路地裏を園舎の中に取り入れたいと思って計画してみました
広かったり狭かったりする「廊下ではない路地裏のような空間」がこども達や保護者の
遊び場になったり隠れ家になったり...
休憩スペースや談話スペースになったり...
色んなことを想像し、ワクワクしながら組んだ計画案です。
それぞれの建物のボリュームは必要に応じて天井高さを変化させる事で
高さ方向の動線を作り、部分的にロフトに登れたり、ロフトから屋上園庭に接続出来たりと
面白そうな案でしたがお施主様の行いたい保育とマッチしなかったため
現在別の形でより面白く魅力的な園舎として計画が進行しています。
また紹介出来る時期が来ましたら改めて進行中の計画をご紹介させて頂きます。
「大小の箱を組み合わせた都市型プラン」
これは法人選定のお手伝いをさせて頂いた時の計画です
選定方式の性質上、冒険的な園舎のあり方や試みを提案すると言うよりは
利用者にとってなるべく使いやすく理に適った動線計画となるよう計画させて頂きました
そんな中でも「静と動」「明と暗」「広い・狭い」など
様々なメリハリのある空間を組み合わせる事で楽しさと変化のある園舎としました。
計画案自体はそれぞれボツとなりましたが
ワクワクしながら考えたひとつひとつのアイデアやイメージは
また別の新たなアイデアの元となったり別の形に変化していくと思います
今年もお客様と共にワクワクしたながら一緒に考えて
ひとつひとつ丁寧に物作りのお手伝いをさせて頂ければ幸いです。