<お客様と共に創る「共創」という考え方>
私たちSAI+の設計に対する考え方は、お客様と共に創る「共創」ということを大切にしています。
設計者(=有名な建築家?)にお願いしてさえおけば、面白いものができる、使いやすい良い建物が出来る、と普段、生活を送っている中では思われがちです。
しかし、設計者だけで内容を決めた建物は、どこかデザインに偏り過ぎたものや実際に行いたい保育とかけ離れた空間や環境になってしまい、使いづらかったり、建てる前にイメージしていた環境と実際に完成した環境との相違により、後々のクレームへとつながってしまう可能性もあります。
私たちは、私たちの考えだけでなく「お客様の」イメージやアイデアを「+」(プラス、共創)していくことでより良い建物になっていく、という考えでお客様と共に設計を進めます。
その中で、お客様の持っている「漠然とした」イメージや言葉だけからでも、今まで長年幼稚園・保育園・認定こども園等の幼児施設に携わってきた経験から空間や環境に対する私どものアイデアを提案させて頂きます。
そのようにイメージのすり合わせを繰り返し行いながら進めていくことで、お互いに考えていたこと以上のアイデアが出てくることもあり、よりよい建物計画になっていきます。
また、設計だけでなく、建築のプロジェクトには建物が実際に出来上がるまでに様々な人が関わることになります。その様々な人のアイデア・イメージ・想いをも+し、「かたち」にすることが私たちの重要な仕事と考えています。
そして、そういった想いが「かたち」になった時に「他にない特色=彩り」のある建物になります。
お客様と共に、たったひとつの「彩り」のある建物をつくりたい。
私たちはこのように考えています。
共に創るお手伝いをさせて頂けないでしょうか。
<SAI+の考え方:設計の流れ>
出来る限り前談のような建物に近づけるように、私たちSAI+は、業務について、次のように大きく5つのステップで考えています。
「STEP1:ヒアリング」

とにかく気軽にお電話やメール、HPから問い合わせください。ご相談を頂く事が始まりです。相談や調査について料金がかかることもありません。
まずは、初回の打合わせを設定させて頂き、ここでは、お考えの計画についてのお話を伺い致します。時期や、予算、敷地の使い方など、とにかく決まっていない事も含めて幅広くお聞かせください。
また適宜、敷地や現状を確認させて頂いたり、関連する法令等について関係行政へ調査も行っていきます。

「STEP2:基本設計」

ご要望や、敷地条件、予算をもとにまずはプランを作成致します。作成プランをご確認頂き、いくつかの提案プランを元にイメージのすり合わせを繰り返し行います。
ある程度進んだ時点で私たちにお任せいただけるということになれば、何かあった際はいつでも中止できるような「覚書」等を結ばせて頂く事が一般的な流れとなります。
もし「覚書」締結後に様々な事情で中断になってしまった際には、その時点までの実費精算という形を取らせて頂いていますので、お気軽にご相談いただければと思います。
順調にプロジェクトが進行しますと、3Dを中心に、場合によっては模型も使いながらお打合せを重ねていき、提案の充実度を高めていきます。この段階で、様々なお話を通じて前談の「共創」の核となるものを温めながら進めていきます。

同時に計画案の規模・構造・仕様で、お客様の予算に合う見込みがあるかも同時に判断していきます。
いくら面白いものが出来そうであっても、当初の見込み予算内に収まっていなければ無駄になってしまいますので、この点もしっかり考慮していきます。
最終的には、基本的な図面(平面図・断面図・立面図・仕上表)と概算予算書や工程表を作成し、基本設計段階でご提示させて頂きます。
「STEP3:実施設計」

実施設計は、基本設計で決定したことをより具体的にし、着工可能にするまでに必要な作業を行う事になります。
具体的には基本設計で決まったプランに基づいて工事に必要な詳細な図面を作成していきます。この段階ではより詳細の部分についてお客様と必要な事を確認していきます。
また、施工業者さんを入札で決定する際は、入札額決定の根拠となる設計予算書も作成します。
さらに、工事着工の許可となる建築確認申請の手続きも並行して進めていきます。行政との条例協議を締結するなど、実施設計は一番時間を要する作業になります。
実施設計図面は施工者さんが見積もりを作成するための図面ともなり、工事発注図面です。
確認申請の内容まで反映した発注図面に対し、工事金額が合意できた時点(または、入札において落札した時点)でいよいよ工事施工者さんとお客様で契約を結び、工事に入ります。
「STEP4:工事監理」

無事着工し、工事が始まると、「工事が図面通りになされているか」を立ち合いや検査によって確認する業務が、工事監理です。
設計段階で決めたお客様の意向がちゃんと現場で反映されているか、実際工事をしてみて発生した事項をどう調整するか、または、設計段階で決める事が出来なかったことをどうするか、などを確認します。
お客様・私たち・施工者さんで定例会議を開き、工事現場を視察しながら確認事項の打ち合わせを行い、大変ながらも一番楽しく感じる作業の一つでもある「仕上・素材の決定」も行いながら、完成に向かいます。
「STEP5:引渡し・フォロー」

様々な事をこなしながら、工事が完了した時点で関係行政機関の完了検査を受けます。各行政検査が完了し検査済証が発行されると、建物が使用可能となります。
また、行政検査と同時期に、お客様にも完了検査をして頂き、指摘の手直しが完了すると、いよいよ施工者さんより鍵をお渡しする「引渡し」となります。
建物は完成してからが始まりです。
引渡し後も、瑕疵検査立ち合いのほか、何かあった際にはご連絡いただきながら、長いお付き合いをさせていただきます。
<まとめ>

私たちSAI+設計は、お客様と共に創る「共創」ということを大切にし、お客様と一緒に建物を設計していく姿勢を大切にしています。
そのために業務の段階段階で、適切な意思疎通を図り、出来る限り充実した内容になるべく工夫をしております。
お客様と共に、たったひとつの「彩り」のある建物をつくるお手伝いを是非、私たちにさせて下さい。