自然の中で子どもたちが、自ら遊びを選択し発見する
<背景>
敷地は起伏があり、とても開けた環境の良い場所です。敷地の両側に道路があり、通り抜けも可能な
状況です。日当たりもよい、自然豊かな場所に遊びを取り入れた計画となりました。
<コンセプト>
<もともとあった起伏を生かした園庭>
園庭は敷地に元々あった起伏を生かした自然のすべり台(丘)になっており、子どもたちがそこで走ったり、転がったり、様々な遊びが展開されています。
<あそびの拠点:子ども基地>
園庭の一角には水の流れる川、子どもたち自らが育てる菜園や果樹園があり、それらの近くに建つ「子ども基地」は、遊びで発見した事を調べたり、収集する拠点となります。
<落書きのできる大黒板>
園舎内には落書きのできる大黒板、隠れ家のような絵本スペースなど、子どもたちの創造性を育む遊びのスペースを随所に設けています。
<エピソード>
木造平屋なので仕上の表面に木材を見せる事ができ、木の温かみを感じられる園舎となりました。
段差を活かした空間や、ところどころに遊びの場所を取り入れ、楽しい園舎となりました。
<プロジェクト概要>
所 在 地 栃木県鹿沼市
主要用途 保育園
敷地面積 3,954.16㎡
建築面積 1,124.16㎡
延床面積 1,020.67㎡
構 造 木造
階 数 平屋建(一部 2階建)
工事種別 新築
完成時期 平成29年4月
◆Award
第11回 キッズデザイン賞 受賞
「子どもたちの創造性と未来を拓くデザイン部門」