基準・法規

園舎を建てるときに関わる、認可の基準や建築のきまりについてまとめています。

制度の話は言葉が硬く、どこから手をつければいいのか分かりにくいところです。ここでは、園を建てる立場から見て何を確かめる必要があるのかを整理しています。

基準は、二階建てになっている

保育施設に関わる基準は、大きく二つの層に分かれます。

一つは、国が定める最低限のきまりです。もう一つは、それを受けて各自治体が条例などで定めるものです。

自治体の基準は、国の水準より厳しくなっていることがあります。そのため、他の地域の事例がそのまま使えるとは限りません。

計画の早い段階で、建てる場所の自治体に確認しておくことが、後戻りを防ぐいちばんの近道です。

福祉の基準と、建築の基準は別のもの

もう一つ混乱しやすいのが、確かめるべき基準が一つではないことです。

こどもを預かる施設としての基準(認可や設備・運営に関するきまり)と、建物としての基準(建築基準法や消防に関するきまり)は、別々に定められています。

どちらも満たす必要があります。片方だけを見て進めると、後から計画を大きく変えることになります。

施設の種類によっても、根拠となる法律が変わります。幼稚園は学校として、保育所は児童福祉施設として扱われる、といった違いです。

基準は「守る線」であって「目標」ではない

面積や設備の基準は、下回ってはいけない線を示したものです。

満たしていれば十分な園舎になる、という意味ではありません。

私たちは、基準を満たすことは出発点だと考えています。そのうえで、この園でどう過ごしたいかを設計に落としていきます。

逆に、基準を大きく超えれば良いというものでもありません。使わない広さは、光熱費と掃除の手間になって毎日返ってきます。

分からないことは、確かめてから進む

制度は改正されます。記事で解説している内容も、時期によって変わることがあります。

最新の内容は、必ず自治体の窓口や公的な資料でご確認ください。私たちも、計画のたびに確認しています。

「たぶん大丈夫だろう」で進めないこと。これが、基準に関するいちばん大切な姿勢だと考えています。

最初に読むなら

計画がまだ固まっていない段階でもご相談ください。

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